伊豆の国市民に知ってほしい、防災の6つの事実(概要・まとめ)

令和6年の元日に最大震度7の大地震が能登半島を襲いましたが、私たちが暮らす地域でも、同規模の地震がいつ発生してもおかしくないと言われています。
また、水害においては毎年のように危険を感じるようになりました。これまで以上に防災について考え、身近な生活の中に落とし込んでいく必要があると考え、今後、本アプリでは防災についてお伝えしていく予定です。
まずは「伊豆の国市の防災の現状と対策」についての話を聞くために、伊豆の国市の危機管理課を訪れました。



「災害時に『公助(行政が行う災害対策)』ができることは、全体の2割程度と言われているんですよ。」
冒頭に聞いた危機管理課の方の言葉に、一気に目が覚める思いになりました。
これまでは心のどこかで「災害が起きたら避難所にいけばいい」「それなりの支援物資がもらえるだろう」「だれかが指示してくれるだろう」などと、安易に考えていたように思います。
一人ひとりが行う「自助」、地域や身近にいる人同士が行う「共助」がなかったなら、災害時に命を守り未来に向かって進んでいくことすら困難になるのでしょう。
そして、その後に知った下記の6つの事実は、災害時のリアルな姿を想像させてくれるものでした。
日常の中で災害時のことを想像して準備することは簡単ではありませんが、ぜひ、平時だからこそ家族で前向きに向き合い、わが家の防災に活かしていただきたいと思います。

危機管理課の方々に聞きました!
<伊豆の国市民に知ってほしい、防災の6つの事実>

【事実①】
「災害発生後3日間は人命救助・現状把握が最優先のため、行政からの支援物資は届くのに時間がかかります」
…だから最低3日分の食料を自宅に準備しよう!
→説明記事へ

【事実②】
「台風などによる一時避難では、避難所での備蓄品の配給は原則ありません。また、長期避難になり配給が始まっても十分な量とは限りません」
…だから食料・飲料も入った「非常持ち出し袋」を避難所に持っていこう!
→説明記事へ

【事実③】
「災害時に開設される避難所は、市民全員が避難できるほどのスペースはありません」
…だから我が家に最適な避難方法を考えて避難計画を立てよう!
→説明記事へ(3/18 公開予定)

【事実④】
「災害時は伊豆の国市の人口約5万人弱+観光客が被災すると想定されますが、人数分すべての食料を市で備蓄するには限界があります」
…だから自宅に「ローリングストック法」で備蓄をしておこう!
→説明記事へ(3/18 公開予定)

【事実⑤】
「伊豆の国市の職員は約400人程度なので、職員だけで災害対応の全てを行うことは難しく、さらに災害時は同じく被災者になるため、集まれる人数は減るかもしれません」
…だから、身近な人と助け合う「共助」の力を育てよう!
→説明記事へ(3/25 公開予定)

【事実⑥】
「これまでの防災情報を得る手段の1つだった「伊豆の国市防災ラジオ」や「戸別受信機」では、今後、同報無線の放送内容は流れなくなっていきます」
…だから、私に合った手段で防災情報を確保しよう!
→説明記事へ(3/25 公開予定)

◆問合せ/危機管理課 055-948-1482