ちとせ保育園(私立)
「ちとせ保育園」は、狩野川に架かる千歳橋(南條地区)から南東に300mほどの距離に位置し、狩野川堤防のすぐ川裏で静かな住宅街の中にあります。
創立65年(昭和33年開園)の地域に愛されてきた歴史ある保育園で、0歳児から5歳児までの79名が通園しています(令和5年現在)。
登園後・降園前には子どもたちが皆で遊ぶ時間があり(0歳児を除く)、小さな子どもに対しての接し方を自然に学ぶことで、優しい心を育んでいます。
温かな雰囲気の保育室
廊下を挟んで隣り合う保育室
木材の香りが心地よい、新設された5歳児の保育室には、鼓笛などの楽器がたくさん置かれています。
保育室には子どもたちが作った作品がたくさん飾られています。
子どもたちが育てた朝顔の花で染めた紙で作った、優しい色合いの折り紙の朝顔が壁に咲いていました。
園児用トイレはとてもかわいい色合いでまとめられていて、明るい気持ちでトイレトレーニングを行うことができるように感じました。
調理の様子を見ることができる給食室
給食の見本
園庭の一角に設けられた畑
(夏場は駐車場横の花壇も畑になります)
園庭には滑り台や砂場やブランコなどの様々な遊具があり、中でも一番の人気は「パネルのお城」です。
夏場には、日差し除けのカーポートの下に仮設のプールが設置されます。
日差し除けカーポート
「ちとせ保育園」は狩野川堤防のすぐ川裏に位置しており、堤防の斜面を使った「芝滑り」が子どもたちに大人気と聞きました。
夢中になって何度も滑る子どもたちの姿と歓声が、園中に響いていそうですね。
また、堤防から見える富士山や季節の草花・昆虫に触れ合えたりすることができる環境も、子どもたちの情緒を豊かにしてくれるのでしょう。
晴れた日には富士山が見えます。
許可をもらい、園が芝の管理をして「芝遊び」などに使用しています。
「ちとせ保育園」では、年長児は月3回・年中児は月2回・年少児は月1回、外国人講師を招いて英語にふれあう時間を設けています。
また、年長・年中児は外部講師(カワイ体育教室)による体育教室を実施し、規律を守りながら運動面を強化しています。
その他、音楽に親しみ情操面を豊かに育むことを目指して、資格を持った保育士が2歳児から「リズム遊び(リトミック)」を教え、3歳児以降は鼓笛や和太鼓などの楽器を教えています。
おゆうぎ発表会や運動会・納涼祭などのイベント時には、外部の会場を借りて、日頃の遊びを取り入れた出し物や、頑張ってきた演奏や組み体操を披露するそうです。
いちご狩りや芋ほり、田植えや稲刈りなど、地域との交流を行いながら季節を感じるイベントもあり、年間を通じて子どもたちは様々な体験をすることができます。
「ちとせ保育園」では保育士17名、保育補助2名、調理師4名(2023年9月現在)で子どもたちを保育しています。
取材に伺うと、子どもたちは笑顔で寄ってきて挨拶してくれて、今楽しんでいる遊びを教えてくれました。
他の保育園に比べると園舎は小さいですが、元気にお友だちとコマ回しやお絵描きなどに熱中になって遊んでいて、伸び伸びと育っていると感じました。
定員も少なめですが、それだけに保育士の方々は小さな成長や変化に気がつくことができるそうです。
毎日の「年齢を超えた交流」によって子どもたちの関係が深まり、園全体が家庭的で落ち着いた「大きなおうち」のように感じられました。
これから保育園を検討している保護者の皆さんは、ぜひ参考にしてみてください。
問合せ/社会福祉法人ちとせ会 ちとせ保育園 055-949-1826
ちとせ保育園ホームページ