しょうれんじこども園(私立)

「しょうれんじこども園」は、江間地区に400年以上続く蓮(ハス)寺としても有名な「正蓮寺」が母体となった、社会福祉法人寿光会が運営する私立の認定こども園です。
平成30年には「寿光幼稚園」と「楽生保育園」が幼保連携型認定こども園となり、今年で開園から70年を迎えます。


「あの子もこの子も仏の子、どの子もどの子も大切に」を基本精神とし、障がいの有無に関わらず園児を受け入れています。
これまでに5,200人以上の卒園児を送り出し、仏の教えに基づき、地域の子どもたちを守り育て続けています。


お寺の本堂を挟んで2つの園舎と3つの園庭、そして、園児が自分の足で登り遊ぶことができる「おやまさん」と呼ばれる山など、自然豊かな環境で0歳から6歳まで200人ほどの子どもたちが過ごしています。



0歳から3歳までの子どもたちが過ごす楽生学舎は、玄関すぐ横に給食室があり、登園するとその日の給食の良い香りが漂います。
「今日の給食は何かな?」と親子の会話が弾むことも。


0歳から1歳児までが過ごす2階テラスには、小さな子どもたち専用の遊び場として、遊具が設置されています。


園庭は広く、春には周囲を囲むように植えられた桜の花びらで地面が埋め尽くされます。
年齢に合わせたかわいらしい遊具や、ゆとりある広さの砂場、夏は泥遊びや水遊びも行います。

4歳と5歳の子どもたちが過ごす寿光学舎は、年中2クラス、年長2クラスの教室がそれぞれ壁のない広い空間でつながる造りとなっており、2クラス合同で遊びや学びを行うこともあります。


これは、一律的な集団保育ではなく、子ども自身の興味関心に合わせた過ごし方ができるようにという配慮から行なっているもので、回遊性を高めた保育室内では、踊りをする子やブロックを床に思い切り広げて遊ぶ子、机でお絵描きをする子など、それぞれが思い思いに過ごしています。


また、お寺の本堂の庭を改修してできた「第3園庭」と呼ばれる芝生の広場では、子どもたちが蓮の世話をしたり、生き物を探したり、追いかけっこやスプリンクラーで水遊びをしたり、毎日子どもたちの元気な声がお寺の仏様にも届いています。


両園舎の門にはカードキーシステムが導入されています。
ICカードを持つ保護者のみが園の中に入ることができるなど、セキュリティ対策が施されています。


また、登降園の管理もICカードを専用機械にタッチして行ったり、毎朝の体調連絡のほか、遅刻や欠席の連絡、園からのお便りや身体測定の結果などもスマートフォンの専用アプリから手軽に行うことができるため、忙しい保護者からも大変評判が良いそうです。

さらに、保護者の荷物や手間を少しでも減らしたいという想いから、0~2歳はおむつのサブスク(定額制サービス)も利用できるそうです。

しょうれんじこども園の特色のひとつである給食は、開園当初から、和食を中心とした自園調理の手づくり。
質の良い焼津の鰹から毎日丁寧に取ったお出汁を使い、汁物や煮物を作っています。
アレルギー対応も可能です。

おやつも手づくりの蒸しパンや、すいとんなど、安心して子どもに食べさせたいと思えるものばかりです。


自園の畑で採れるキュウリやナス、かぼちゃやスイカを普段の給食として提供しており、子どもたち自身が植えたさつまいもを使ったクッキング体験なども行なっています。


年間で13回ほどある行事食の日には、手焼きの薄焼き卵で丁寧に包まれたおひなさま給食や、涅槃会(ねはんえ)というお釈迦様の法要の日に合わせて、あえてロウソクの明かりのなか、塗りの器でいただく精進料理など、工夫を凝らした手作りの食事を食べることができます。



しょうれんじこども園では、たくさんの「手習い」を体験できることも特色です。
年長児になると、裏千家の先生が指導してくれる本格的な茶道では、お菓子の食べ方からお茶の立て方、座り方や振る舞いなどを学ぶことができます。


北条義時の子、安千代が通った寺子屋を移して始まったお寺と言う歴史もあり、「筆遊び」から始まった書道では、毛筆でひらがなを書く卒園制作が保護者だけでなく参拝者も驚くほどの出来栄えになっています。


他にも希望者が参加できる剣道教室やサッカー、体操教室など保育時間にさまざまな体験を行うことが可能です。



常に仏教の慈愛を身近に感じる環境で、手づくりの和食中心の給食やおやつを食べながら、思い思いに遊んだり山に登ったりと、子どもたちがのびのびと過ごせる環境があると感じました。

また、仏様の誕生を祝う花まつりというイベントを行う際には、「キミ自身の誕生そのものが素晴らしいことであり、おめでとうなんだよ、と伝えています」とおっしゃる園長のお話が印象的でした。

住職でもある園長は、お寺や園の様子などを伝える音声番組も配信されているそうです。
まずは音声で、園の雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。
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問合せ/しょうれんじこども園
楽生学舎 055-948-1258
寿光学舎 055-947-2222