第3回韮山城まつり
2025年11月03日
伊豆の国市には、戦国武将・北条早雲が築いた「韮山城」があったことを知っていますか?
かつては下剋上の武将として知られた早雲ですが、近年の研究で室町幕府のエリート官僚として民を大切にした武将だったとわかってきました。
伊豆や相模の領民は、他国の領民からうらやましがられたという逸話もあるそうです。
そんな歴史ある「韮山城跡及び付城跡群」は、令和7年9月18日に国の史跡に指定されました。
さらに令和8年4月には「(仮称)伊豆の国歴史館(文化財展示施設)」も開館予定!
今伊豆の国市全体で、歴史や文化保護の機運が高まっています。
「北条早雲と韮山城のことを、もっと多くの方々に知って親しんでもらいたい!」…そんな思いを持った「韮山城早雲公を顕彰する会」が2年前から開催しているのが、『韮山城まつり』です。
当日は韮山時代劇場を舞台に、小学生による「手作り甲冑コンテスト」や、誰でも参加できる「早雲公ものしりクイズ大会」、新作紙芝居「雲の如く奔る龍早雲公」の披露など、盛りだくさんのプログラムが用意されています。
スマホ用戦国ウォークゲーム『信長の野望 出陣』とのコラボ企画も開催予定!
キッチンカーや食べ物屋台も出店します。
お子さんから大人まで楽しめる体験型のおまつりですので、ぜひご来場くださいね!
【イベント概要】
◆とき/11月3日(月・祝)10時〜14時
◆ところ/韮山文化センター 日だまり広場
(雨天時は韮山時代劇場大ホール)
◆対象/どなたでも
◆問合せ/文化財課 055-948-1428
◆主催/韮山城早雲公を顕彰する会
※一緒に発信してくれる仲間を募集しています。
興味があり参加したい方は、ぜひご連絡ください。
hime.strawberry.5731@gmail.com(事務局・小澤)
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【イベント詳細】
◆手作り甲冑コンテスト
・対象/小学生まで
・8月に甲冑作り教室に参加したこどもたちはもちろん、自分で作ったオリジナルの甲冑(ダンボール製)での参加もお待ちしています!
入賞者には豪華景品があります。
申込みはこちら
※締切:10/20(月)
◆竹ぽっくり競走
・対象/小学生まで
・市内の小学校6校へ10月に竹ぽっくりが寄贈される予定です。
学校で練習して、当日は戦国武将のように駆け抜けよう!
入賞者には豪華景品があります。
申し込みはこちら
※締切:10/20(月)
◆早雲公ものしりクイズ大会
・対象/こども〜大人までどなたでも
・こどもの部(中学生以下)からは早雲公ジュニア博士を選出、一般の部からは早雲公ものしり博士を選出します。
それぞれの部の優勝者には、新米5kgとお楽しみプレゼントを贈呈します。
・クイズのヒントは新作紙芝居「雲の如く奔る龍・早雲公」の中にあります!
ぜひ紙芝居に注目してみてください。
・事前申し込みは必要ありません。
◆各イベント参加者への参加賞
参加賞として、全員が「千本つり」に挑戦できます。
※「千本つり」とは、多数の紐の中から一本を選んで引き、その紐につながっている景品を獲得するゲームです。
◆ 特別コラボ開催!
『信長の野望 出陣』×『韮山城まつり』
コーエーテクモゲームスのスマホ用戦国ウォークゲーム『信長の野望 出陣』とコラボします!
ゲームのユーザーは、11月3日のおまつり当日に会場を訪れることで、会場内の引換所にてオリジナル記念証と、オリジナルクリアファイルを受け取れます(10時~14時)。
なお、記念証とクリアファイルは、『韮山城まつり』終了後も、令和8年3月31日まで韮山時代劇場事務所で配布します(9時~17時、月曜休館・祝日の場合翌日休館、カードがなくなり次第終了)。
アプリのダウンロードはこちら
◆オリジナル御城印とオリジナル絵馬を販売
・御城印
毛筆の文字は韮山高校書道部員、絵とデザインは知徳高校美術部員が手がけました。
早雲公が幼少期から成長していく様子をイラストで表現しています。
・絵馬
龍の絵馬は韮山高校、虎と鼠の絵馬は伊豆中央高校、早雲公の絵馬は知徳高校の生徒がデザインを手がけました。
「韮山城」は、豊臣秀吉による「小田原攻め」の際に最大4万を超える大軍勢に包囲されながらも約3カ月持ちこたえたという史実から、「落ちない城」と書かれています。
伊豆の国市には「源頼朝・政子」「江川英龍」といった有名な方々がいたことは知っていましたが、北条早雲という戦国武将が韮山城を作り、領地を善政で治めていたことは、今回の取材で初めて知りました。
「こんな凄い人物が身近にいたんだよー!」とこどもたち(高1女子・中1男子)に話すと、「え、教科書には載ってないでしょ」とドライな反応が。
そこで中学校の歴史の教科書を見てみましたが、小さく「北条」の二文字だけ…。
負けじと資料集も見ると、名だたる戦国大名と共に写真付きで説明文が載っていました!
「ほらね、あったーー!!」と盛り上がる私…でも子どもたちからは「良かったねぇ」と生温かい返事が返ってきただけでした…。
気持ちを共有できず残念でしたが、やっぱり自分で調べたり体験しなければ自分の感動に結びつきにくいのでしょうね。
こどもたちには勉強として歴史を学ぶのではなく、今につながる生きた歴史を感じてもらいたいと思います。
それには、地元で活躍した人を知って好きになることが、近道のひとつかもしれません。
まずは『韮山城まつり』にこどもと参加して、早雲や韮山城のことを知り、楽しみながら歴史を深めていきたいなと思います。
良かったら皆さんもご家族と共に、『韮山城まつり』に足を運んでみてくださいね!
地元の歴史を知って、一緒に盛り上がっていきましょう!