2022年第19週 ~インフルエンザ、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌、RSウイルス~

2022年05月20日

今週の注目感染症 
2022年第19週(5月9日~5月15日)

●インフルエンザ
県下全地区で患者発生の届出なし、8週連続。
2シーズンにわたり流行がなかった要因の1つは、新型コロナウイルス感染対策が功を奏した結果であると示唆される。

●感染性胃腸炎
全県で罹患数329、定点当たりの3.70の患者発生あり、前週から激増。
全地区で増加したが、特に東部及び西部地区での発生増加が顕著。
東部地区で定点当たり3.44、中部地区で定点当たり3.67、西部地区で定点当たり4.00の患者発生あり。

●A群溶血性レンサ球菌
全県で罹患数10、定点当たり0.11の患者発生あり、全県では前週から減少したが、地区別では西部地区のみが著しく減少、東部及び中部地区は増加。
東部地区で定点当たり0.13、中部地区で定点当たり0.15、西部地区で0.07の患者発生あり。

●RSウイルス
全県で罹患数15、定点当たり0.17の患者発生あり。
全県ではほぼ横ばい、発生は東部のみ、中部地区では9週以降患者発生報告なし。
東部地区で定点当たり0.47の患者発生あり、中部及び西部地区での患者発生報告はなし。

・風疹、麻しんとも全県で発生なし。
・手足口病は、定点当たり東部地区で0.03、西部地区で0.20の患者発生あり、中部地区での患者発生はなし。
全県的には前週とほぼ横ばい。
・咽頭結膜熱は、定点当たり東部地区で0.03、中部地区で0.15、西部地区で0.20の患者発生あり。
県全体では発生増加、東部のみ減少。

【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年5月20日更新)