2022年第25週 ~手足口病、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌~

2022年07月01日

今週の注目感染症 
2022年第25週(6月20日~6月26日)

●手足口病
全県で罹患数26、定点当たり0.29の患者発生あり、県全体では前週から大幅に増加。
県下全域で増加しているが、特に中部地区が顕著。
東部地区で定点当たり0.25、中部地区で定点当たり0.52、西部地区で定点当たり0.13の患者発生報告。

●咽頭結膜熱
全県で罹患数38、定点当たりの0.43の患者発生あり、県全体では前週から増加。
東部地区でのみ横ばい。東部地区で定点当たり0.16、中部地区で定点当たり0.63、西部地区で定点当たり0.53の患者発生あり。
24週から連続して発生者数増加し、流行期が示唆される。

●A群溶血性レンサ球菌
全県で罹患数44、定点当たり0.49の患者発生あり、全県では著しく増加、西部地区のみ減少。
特に東部及び中部地区の増加が顕著であったために全県的には増加に転じた。
東部地区で定点当たり0.97、中部地区で定点当たり0.41、西部地区で0.07の患者発生あり。

・風疹、麻しんとも全県で発生なし。
・マイコプラズマ肺炎は全県で発生なし。
 前週から4週連続。
・伝染性紅斑の発生は東部地区のみで定点当たり0.03の患者発生あり。
 県全体では減少傾向。
・ヘルパンギーナは東部地区で定点当たり0.03、中部地区で定点当たり0.33の患者発生あり。
 西部地区での患者発生はなし。
 中部地区で前週から引き続き著しく増加、地域での差が鮮明。

【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年7月1日更新)