2022年第46週 ~インフルエンザ、RSウイルス感染症、感染性胃腸炎~

2022年11月25日

今週の注目感染症 
2022年第46週(11月14日~11月20日)

●インフルエンザ
全県で罹患数4、定点当たり0.03の患者発生あり、東部地区でのみ発生が報告された。
東部地区で定点当たり0.08、罹患数4の発生、中部及び西部地区での発生はなし。
前週と変わらず。
しかし、所管保健所は御殿場保健所と東部保健所で、いずれも前週から引き続きの発生となった。

●RSウイルス感染症
全県で罹患数152、定点当たり1.71の患者発生あり、東部地区で減少したものの、中部及び西部地区で増加し、県全体では増加となった。
東部地区で定点当たり0.34、中部地区で定点当たり2.59、西部地区で定点当たり2.37の患者発生あり。
東部地区は36週以降流行期の指標とされる1以上を維持していたが、45週から連続して1を下回った。
中部及び西部地区では患者数が増加し、県全体では1を超え、依然流行期となっている。

●感染性胃腸炎
全県で罹患数188、定点当たり2.11の患者発生あり、中部地区以外は減少し、全県的にも前週より減少した。
東部地区で定点当たり1.38、中部地区で定点当たり2.26、西部地区で定点当たり2.77の患者発生あり。
数字的には流行期が継続しており、冬期に入り今後はウイルスによる胃腸炎の動向に注視が必要である。

・風疹、麻疹とも患者発生なし。
・マイコプラズマ、ロタウイルスによる感染性胃腸炎,伝染性紅斑、流行性角結膜炎のは患者発生なし。
・ヘルパンギーナは東部地区のみ定点当たり0.06の発生、地域的な発生が継続している。
・第46週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)RSウイルス感染症 3)手足口病4)突発性発疹 5) A群レンサ球菌喉頭炎であった。

【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年11月25日更新)