2022年第24週 ~手足口病、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌、RSウイルス~
2022年06月24日
今週の注目感染症
2022年第24週(6月13日~6月19日)
●手足口病
全県で罹患数7、定点当たり0.08の患者発生あり、県全体では前週より減少。
東部のみ増加。
中部及び西部地区では減少。
東部地区で定点当たり0.16、中部地区で定点当たり0.07、西部地区での発生報告はなし。
●感染性胃腸炎
全県で罹患数473、定点当たりの5.31の患者発生あり、県下全地区で前週から著しく増加。
東部地区で定点当たり4.81、中部地区で定点当たり5.11、西部地区で定点当たり6.03の患者発生あり。
サポウイルスによる集団胃腸炎が発生した。
●A群溶血性レンサ球菌
全県で罹患数11、定点当たり0.12の患者発生あり、東部及び西部地区では増加しているが、中部地区での減少が顕著であったために全県的には減少。
東部地区で定点当たり0.13、中部地区で定点当たり0.07、西部地区で0.17の患者発生あり。
●RSウイルス
全県で罹患数18、定点当たり0.20の患者発生あり。
前週より県下全地区で増加、特に東部地区での増加が顕著。
東部地区で定点当たり0.44、中部地区で定点当たり0.07、西部地区で定点当たり0.07 の患者発生あり。
及び西部地区での発生は18週以来4週ぶり。
・風疹、麻しんとも全県で発生なし。
・マイコプラズマ肺炎は全県で発生なし。
前週から3週連続。
・咽頭結膜熱は、東部地区で罹患数5、定点当たり0.16、中部地区では定点当たり0.52、西部地区では0.50の患者発生あり。
県下全体では増加、減少は東部地区のみ。
・伝染性紅斑は東部及び西部地区で定点当たり0.03の患者発生あり。
中部地区は2週連続で患者発生なし。
県全体では増加傾向。
・突発性発疹は東部地区で定点当たり0.19、中部地区で定点当たり0.22、西部地区で定点当たり0.60の患者発生あり。
特に西部地区の増加が顕著で、東部地区では減少したものの県全体では増加を示した。
・ヘルパンギーナは東部地区で定点当たり0.03、中部地区で定点当たり0.11の患者発生あり。
西部地区での患者発生はなし。
中部地区で著しく増加、地域での差が鮮明。
【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年6月24日更新)