2022年第23週 ~手足口病、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌、RSウイルス~
2022年06月17日
今週の注目感染症
2022年第23週(6月6日~6月12日)
●手足口病
全県で罹患数12、定点当たり0.13の患者発生あり、県下全地区で前週より減少。
東部及び西部地区は減少、中部地区は横ばい。
東部地区で定点当たり0.03、中部地区で定点当たり0.26、西部地区で定点当たり0.13の患者発生あり。
●感染性胃腸炎
全県で罹患数380、定点当たりの4.27の患者発生あり、東部及び西部地区では増加。
中部地区の減少が著しいため全県的には 前週から減少。
東部地区で定点当たり4.09、中部地区で定点当たり3.44、西部地区で定点当たり5.20の患者発生あり。
●A群溶血性レンサ球菌
全県で罹患数18、定点当たり0.20の患者発生あり、全県的には増加、中部及び西部地区で増加、特に中部地区での増加が顕著、東部地区のみ横ばい。
東部地区で定点当たり0.03、中部地区で定点当たり0.56、西部地区で0.07の患者発生あり。
●RSウイルス
全県で罹患数7、定点当たり0.08の患者発生あり。
前週より減少、ただし19週から22週までの発生は東部地区に限定されていたが、今週は県下全地区で発生。
東部地区で定点当たり0.16、中部地区で定点当たり0.04、西部地区で定点当たり0.03 の患者発生あり。
東部地区は前週より減少。
中部及び西部地区での発生は18週以来4週ぶり。
・風疹、麻しんとも全県で発生なし。
・マイコプラズマ肺炎は全県で発生なし。
前週から2週連続。
・咽頭結膜熱は、東部地区で罹患数7、定点当たり0.22の患者発生あり、前週から著しく増加。
県下での増加は東部地区のみ。
中部地区では定点当たり0.11、西部地区では0.17の患者発生あり、いずれも前週より減少。
・ヘルパンギーナの発生は西部地区のみで0.03の患者発生あり。
東部及び中部地区での患者発生はなし。
・流行性角結膜炎は定点当たり中部地区で定点当たり0.13、西部地区で0.43の患者発生あり。
東部地区は3週連続で患者発生なし。
中部及び西部両地区とも 前週より減少。
・水痘は、中部及び西部地区で増加、中部地区で罹患数2、定点当たり0.07、西部地区で罹患数4、定点当たり0.13の患者発生あり。
東部地区では罹患数2、定点当たり0.06で前週より減少。
県全体では前週より増加。
【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年6月17日更新)