2022年第20週 ~ヘルパンギーナ、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌、RSウイルス~
2022年05月27日
今週の注目感染症
2022年第20週(5月16日~5月22日)
●ヘルパンギーナ
全県で罹患数3、定点当たり0.03の患者発生あり、全県的には前週より増加、東部地区での発生報告はないが、中部及び西部地区での増加が顕著。
中部地区で定点当たり0.04、西部地区で定点当たり0.07の患者発生あり、東部地区での患者発生はなし。
●感染性胃腸炎
全県で罹患数398、定点当たりの4.47の患者発生あり、前週から増加。
東部ではわずかに減少したが、中部及び西部地区で増加。
東部地区で定点当たり3.38、中部地区で定点当たり4.81、西部地区で定点当たり5.33の患者発生あり。
ウイルス性から細菌性への病因物質の移行が示唆される。
●A群溶血性レンサ球菌
全県で罹患数28、定点当たり0.31の患者発生あり、全県では前週から増加したが、地区別では中部地区のみが著しく増加、西部地区の増加は微増、東部地区は減少。
東部地区で定点当たり0.09、中部地区で定点当たり0.81、西部地区で0.10の患者発生あり。
●RSウイルス
全県で罹患数15、定点当たり0.17の患者発生あり。
全県で前週と変らず、中部地区は12週連続で患者発生の報告なし。
東部地区で定点当たり0.47の患者発生あり、中部及び西部地区での患者発生報告はなし。
・風疹、麻しんとも全県で発生なし。
・手足口病は、定点当たり東部及び西部地区で0.03の患者発生あり、中部地区での患者発生はなし。
西部地区の減少により全県的には前週から減少。
・咽頭結膜熱は、定点当たり中部地区で0.15、西部地区で0.17の患者発生あり。
東部地区での患者発生はなし。
県全体で減少傾向。
【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年5月27日更新)