被災時の合流方法について、
家族で話し合いました!

外出時に災害が起きた場合に、家族はどこにいつ合流したらいいのか。
中学3年生と小学6年生の子どもも含めて、家族全員で話し合いをしました。



「待ち合わせ場所はどこがいいと思う?」と子どもたちに聞くと、「自宅」と即答!
やっぱり、一度は自宅を確認したくなりますよね。
我が家は比較的丈夫に作られているアパートで倒壊の可能性は低く、また土砂崩れの心配がない場所に建っているので、待ち合わせ場所の第一候補は【自宅】としました。

ただし、ハザードマップで確認すると河川の氾濫時には最大3m浸水する可能性があるので、大雨によって氾濫する可能性がある場合には第2候補を待ち合わせ場所とします。
もしも他の場所に移動する場合で、電話がつながらなければ鍵のかかるポストの中に「名前、日時、移動場所、メッセージ」を紙に書くようにしようねと話し合いました。



次に、第2候補は【最寄りの避難所である小学校の、体育館と学校をつなぐ通路の端】としました。
家族が探しに来た時に見つけやすく、また人通りがある場所なので安全であり、端であれば通行の邪魔になりにくい。
そして雨でも待っていられる場所なので、ここに決めました。
もし子どもを気にかけてくれる大人の方がいたとしても、目が届きやすいので負担になりにくいと思います。

待ち合わせの「時刻」「時間」については、避難者の方々が比較的落ち着いている時間を選び、【1日2回 ①午前11時から15分間 ②午後3時から15分間】としました。



話し合いで気がついたのは、災害発生時にいる場所により、直後の行動が変わるということ。
下校時や公園などで遊んでいる時なら第一候補へすぐに向かうと思いますが、登校時や学校にいる時は学校の指示に従い、また友だちの家にいる時や習い事の教室などへ行っている時には周囲の大人の指示に従うことでしょう。

学校は災害時の引き渡し方法を決めていますが、習い事の教室での対応も確認すると安心ですね。
また友達の家で被災した場合は予測がつきにくいので、仲良くしている友達の保護者には災害時の我が家の対処について伝えておいたり、子どもとの連絡手段をしっかりと確保したりすることが大事だと思いました。
今回決めたことは各自が普段から携帯する「防災ノート」に書いておき、共有しておこうと思います。



起きていないことを想像し、「こうなるかも」「ああなるかも」と仮定しながら、待ち合わせの「場所」「時刻」「時間」を判断することは、思った以上に大変でした。
また、「小学校の体育館のここで待ち合わせすればいいんじゃない?」と子どもと私は言っても、学校に行くことが少ない夫は場所の想像が出来ないので、そこから説明をする…といった一場面もありました。
夫も子どもたちも、最後には多少(かなり?)ウンザリしていたかもしれません。
しかし、災害時を想像、仮定して判断した経験は、いざという時に家族1人1人を支えてくれるのではないでしょうか。
仕事で家を空ける時間が長い夫にとっても、家族の行動を想像することが出来たので安心に繋がったことでしょう。

皆さんも、災害時を想像しながら家族と決めて共有する経験を通して、防災力を高めていただきたいと思います。



◆参考
今回、被災時の合流方法を話し合うにあたっては、防災士による「待ち合わせの「場所」「時刻」「時間」を決めよう」を参考にしました。