令和7年10月4日に「子育て支援拠点施設の整備に関する市民説明会」が行われました。



令和7年度に閉園する共和幼稚園。
今後は整備をして子育て支援拠点施設に活用することが決まっています。

私は午前10時～11時の説明会に参加しましたが、孫育て世代の方や子育て世代の方が参加しており、付き添いのこどもたち（赤ちゃんから幼児、小学生）も数人来ていて満席となっていました。
関心が高いことがうかがえます。

説明会ではまず、現在の事業説明がありました。

近年の少子化による子育て支援施設への利用者の減少、施設の老朽化、施設が複数あることによる職員の確保の困難さについても触れられました。

伊豆の国市市民交流センター（大仁くぬぎ会館）が令和8年度に閉館することもあり、こども広場を移転しなければなりません。

子育て支援拠点を集約することも視野に入れると、現在の地域子育て支援センター（すみれ・たんぽぽ）も今後どのようにするか検討する、ということも触れられました。

方向性としては、共和幼稚園は地域子育て支援センター、児童館、こどもの居場所など子育て支援拠点の施設に。（令和10年度開館予定）

また、令和7年度に閉園する田京幼稚園は、会議室や地域子育て支援センター、こども広場の機能を持たせた施設に。（令和9年度開館予定）

そして、今までに行ってきた居場所に関する市民アンケート結果（要望）についても話がありました。

【アンケート結果（居場所への要望）】
・放課後や休日にこどもたちが安全・安心して過ごせる。
・友達とおしゃべりができる。
・静かに過ごすことができる。
・机を置いた学習スペース。
・図書スペース。
・飲食のできるカフェスペースがある。
・フリーWi-Fiがある。
・トランプやボードゲームがある。
・土日も開館。
・夕方17～18時、もしくは20時頃まで利用できる。
・子育て支援施設だけでなく、高齢者や地域の居場所として利用したい。
・習い事のスペース。
・地域の防災拠点利用。
等のご意見があったそうです。

こどもの居場所、みんなが意見を言い合える場所、いろいろな遊び体験のできる場所として活用できる施設にと考えているそうです。

事業説明の後は、質疑応答に移ります。

この機会に質問や要望を伝えたいという強い想いがあり、参加者の皆さんの挙手が止まりません。

【参加者からの質問や要望】
・園庭を整備してネットを張り、思い切りボール遊びや運動のできるようにしてほしい。
・パパがこどもを連れて利用しやすいように男性が入りやすいことを視野に入れてほしい。
・コワーキングスペースを作ってほしい。
・こどもたちの短時間の一時預かりがほしい。（ファミサポの「まかせて会員」の活用についても検討してほしい。）
・子ども食堂を作ってはどうか。
・学童の代わりになる施設になってほしい。
・0歳～18歳まで利用できるとなると手を広げすぎな感じがする。
引き続き、地域子育て支援センター（すみれ・たんぽぽ）も利用できるのであれば、そこを未就園児（未就学児）向けとして利用し部屋ごとに0歳児・1歳児・2歳児などのくくりが欲しい。
・検討委員会が開かれているのであれば、大枠で決まっていることはあるはずなのに園庭の整備予定がない等、市民は知らないことばかりなので決まっていることを知りたい。
・田京幼稚園の方が1年早く会館予定なのに、未だ設計内容についての公表がない。
いつ頃に公表になるのかを知りたい。
・こども食堂をやるとなると、キッチン部分を作らないといけないので、持ち込みの食事やおやつ、水分をとれるスペースが欲しい。
自販機や無料のウォーターサーバーがあると嬉しい。
・土日にはキッチンカーが来たら、近隣の方や小中学生の利用も増えるのではないか。
・子育て支援拠点とはいっても、地域の方も入って行くことができ、高齢者の方がボランティアでこどもたちに昔の遊びを教えたり、昔の話しをして交流ができると良い。
・公園やボール遊びのできる地域の居場所が少ないので、遊び場の整備をしてほしい。（利用時間・ルール・見守りが必要）
・共和幼稚園の跡地に施設が出来ても、他の学区外の小学生は放課後や休日に利用できるのかを知りたい。
・送迎時の親用の駐車場の確保（増やすのか）など検討してほしい。
・長期休み以外の平日は未就園児の利用しかないと思うが、その辺の時間や曜日によって利用者の年齢が変わることも考えてほしい。
・区内在住なので大人でも利用できる地域の居場所がほしい。

ここで終了時間となりました。
最後の質疑応答では参加者全員の意見が出たのではないでしょうか。

本日の参加者の意見も参考にし、今後を検討していくとのことなので、少しでも多くの市民の声が反映されると良いと感じました。
どのような施設になるのか今からとても楽しみですね。



市民の声を取り入れる目的で今日の説明会は行われました。
施設がどのようなものか決まった後に公表されるよりも、実際に利用したいと考えている皆さんのご意見を生で届けられたことはとても良いことだと感じました。
夏の猛暑で外遊びができなかったり、ボール遊びをおこなえる場所が少なかったり、こどもだけで出かけるということが心配だったりと、放課後や休日にこども同士が集まれたり遊べる居場所が近年少なくなっています。
新しい施設が市民の皆さんやこどもたちの居場所として活用できることを楽しみにしています。
※こども家庭センターでは10月4日の説明会に参加できなかった方のご意見もお待ちしておりますので、ご要望がございましたら是非ご連絡ください。



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