川の駅伊豆城山の「かわかんじょう
~ランタンに願いを込めて~」に行ってきました!
みなさんは、「かわかんじょう」をご存知でしょうか?
◆かわかんじょうとは
狩野川の水霊を鎮め、水難者の供養や地区の安全を祈願する神島地区の伝統行事で、毎年8月1日の夕刻に行われる、神島地区のお盆の行事として知られています。
見どころは約3メートル四方の竹枠に麦わらを敷き詰めて作った厚さ1メートルほどのイカダが用意され、イカダの中央には、長さ5~6メートルの大きな松明が立てられます。
この松明に火をつけ、10人ほどの人々がイカダを操りながら「う、う、うわ、はい」という独特の囃子を叫びます。
土手や神島橋の上にいる人々がこれに応えるように囃子を返し、その声と共に、松明が燃え尽きるまでイカダを狩野川の下流へ流していきます。
この幻想的な光景は「伊豆の奇祭」とも呼ばれており、多くの見物客が訪れる伊豆の国の夏の風物詩となっています。
まだ明るい開始時刻の18時半頃から土手沿いに火が入れられていき、イカダの松明に火が付けられ準備が進んでいきます。
大きなイカダの前方には2艘の小さなイカダも配置され、合計3艘のイカダが動き出します。
年に1度の行事ということもあり、「う、う、うわ、はい」という囃子を叫びつつゆっくりと進んでいくイカダを、土手ではたくさんの見物客が見守ります。
写真や動画を撮影している方も多く見られました。
松明の火が川に燃え落ちていく場面も見られ、とても迫力のある光景でした。
◆ランタンに願いを込めて
続いては「ランタンに願いを込めて」のレポートです。
私は事前に申し込みを行いましたが、先日行われたランタンの色付けワークショップには不参加だったので、当日の17時半から事務所でランタンの受付を済ませました。
そこでランタンの引換券と願い事を書く短冊を受け取りました。
受付の前にテーブルが用意されているので、こどもたちが願い事を書いていきます。
ランタンの受け渡しは18時半からなので、それまでマルシェをのぞいて美味しい食べ物や飲み物、雑貨を買って楽しみました。
マルシェの前にはテーブルや椅子も何台か用意されていたので、その場で日が暮れるのを待つこともできました。
18時半になると、かわかんじょうやランタンの引き渡しも始まり、参加者や見物客が増えてきて賑わいをみせていました。
かわかんじょうの見物客にはランタンを引き換えた方々も多くいたので、夕焼け空に松明の明かりやランタンの灯りが灯され始めました。
かわかんじょうが終了し、ランタンイベントの準備が進みます。
参加者は集合場所に集まるようアナウンスが入り、ついにカウントダウンが始まります。
「3・2・1」
そして一斉にランタンを空に飛ばします。
たくさんのランタンが空に飛んでいく幻想的な光景は本当に美しく、ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」のワンシーンのようでした。
こどもたちも大喜びでランタンを見つめます。
今回は初めてのランタンイベントということでしたが、当日はランタンが安定して飛ぶくらいの夜風が心地よく、たくさんの参加者や見物客が楽しめたイベントでした。
ランタンイベントの終了後は「きにゃんね大仁夏祭り」の花火大会の花火が始まりました。
川の駅伊豆城山でも花火を見ることができるので、マルシェ~かわかんじょう~ランタンイベント~花火大会と、一か所で盛沢山に楽しめます。
駐車場も広く、グラウンド側も駐車場として特別に開放していたので、安心してこどもたちと一緒に過ごすことができました。
また来年、再来年と続いていくイベントになると嬉しいですね。
※2025年8月12日時点
◆詳細/川の駅伊豆城山HPをご確認ください。
◆問合せ/川の駅伊豆城山0558-99-9766