パパママ学級に行ってきました(前編)
〈2022/11/18掲載〉
赤ちゃんを授かって嬉しい!
でも、お世話はどうしたらいいの?パパは手伝ってくれるかな?
妊娠が分かると、いろいろなことが心配になってきますよね。
そんな心配に寄り添って教えてくれる「パパママ学級」に潜入して、取材してきました!
伊豆の国市では年3回、出産予定日の近い方を対象に「パパママ学級」を実施しています。
11月の開催の今回は、12月と翌年1~3月に出産予定の方が対象で、十数組が集まりました。
そのほとんどが、夫婦での参加です。
初産婦の方はもちろん、上のお子さんとの間が空いて久しぶりの出産に望む方も参加していました。
まずは部屋の手前で受付を行います。
今回の内容は、以下の4つ。
①妊婦体験
②栄養指導
③沐浴体験
④赤ちゃんの〈泣き〉を学ぶビデオ鑑賞
参加者が多いので4つのグループに分かれ、各ブースに移動してスタートです!
「栄養指導」以外の3つは、大きな部屋の中で行われました。
◆「妊婦体験」をしよう
「妊婦体験」で誰もが思い描くのは、胸と腹部が大きく重い、妊婦体験ジャケットですよね。
ですが、今回はその前に、パパの胸に幅広のベルトを巻き始めました。
これってなんだろう?と思い、指導してくれる保健士さんに聞いてみました。
「妊娠後期になると、大きくなってきた子宮に押されて横隔膜が上に上がって来て、肺が圧迫されるのです。その息苦しさを体験していただくためのベルトなんですよ」
なるほど!その上で3kgの妊婦体験ジャケットを着けることで、ただ重いだけではない妊婦さんの辛さを味わってもらうのですね……!
その状態で、パパは落ちているものを拾ったり、上を向いて寝たり、掃除機をかける動作をしました。
パパ達からは「これはキツイ。大変だ……」という声が上がりました。
更に、部屋を出て階段の上り下りも体験し、フウフウと息が荒くなるパパ達。
保健士さんは「子宮内の羊水の温度は37.5度もあり、ママは重く息苦しい上に暑いんです」とパパたちに伝えていました。
◆「栄養指導」を受けよう
「栄養指導」のブースは、大きい部屋から少し離れた部屋で行われました。
初めに栄養士さんから、こんなお話がありました。
「『赤ちゃんの分まで食べて』と言われていたのは、食料の少なかった時代のことです。今は、栄養を取りながらも体重を適切にすることが大切です」
時代によって、妊婦さんの心構えも変わってくるのですね。
そうは言っても、出産後にも母子共に元気でいるために、妊娠中には必要な栄養量をとってほしいそうです。
その栄養を健康的に摂取するために、どんなものをどのくらいの量食べるのか、手のひらを使って食材の大きさを確かめながら具体的に学んでいきました。
(後編に続きます)
◆問合せ/健康づくり課 055-949-6820