2021年第1週 ~インフルエンザ、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌、手足口病~

2021年01月15日

今週の注目感染症  2021年第1週(1月4日~1月10日)

●インフルエンザ
全県で罹患数0、県下全地域での定点当たりの患者発生なし。
先週に引き続き患者の発生報告は無い。
過去5年間でこの時期に2週連続で定点当たりの患者数が報告されなかったのは初めてである。

●感染性胃腸炎
全県で罹患数183、定点当たり2.06の患者発生あり、前週より大きく増加。
東部地区で定点当たり2.69、中部地区で定点当たり1.81、西部地区で定点当たり1.60の患者発生あり。

●A群溶血性レンサ球菌
全県で罹患数31、定点当たり0.35で前週より大きく増加。
東部地区で定点当たり0.38、中部地区で定点当たり0.44、西部地区で定点当たり0.23の患者発生あり。
中部地区での発生が目立つ。

●手足口病
全県で罹患数0、定点当たり県下全地区で患者発生なし。
患者発生ゼロは前週から引き続き2週連続。

・麻しん、風疹ともに全県で発生なし。
・水痘は、定点当たり東部地区で0.31、中部地区で0.07、西部地区で0.13の患者発生あり。
・咽頭結膜熱は、定点当たり東部地区で0.22、中部地区で0.15、西部地区で0.43の患者発生あり。
県下全地域で患者発生増加。
・伝染性紅斑は、定点当たり東部地区で0.03、中部地区で0.04の患者発生あり。
西部地区での患者発生はなし。
・RSウイルス感染症は、県下全地区で患者発生はなし。


【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和3年1月15日更新)