2022年第27週 ~手足口病、RSウイルス感染症、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2022年07月15日

今週の注目感染症 
2022年第27週(7月4日~7月10日)

●手足口病
全県で罹患数113、定点当たり1.27の患者発生あり、県全体では前週からさらに著しく増加。
特に東部及び中部地区で大幅に増加。
西部地区のみ減少。
東部地区で定点当たり1.34、中部地区で定点当たり2.44、西部地区で定点当たり0.13の患者発生報告。
東部及び中部は引き続き流行期であることが示唆される。

●RSウイルス感染症
全県で罹患数63、定点当たりの0.71の患者発生あり、県全体で前週から増加。
特に東部地区での増加が顕著。東部地区で定点当たり1.63、中部地区で定点当たり0.07、西部地区で定点当たり0.30の患者発生あり。
東部地区で地域流行の可能性が示唆、今後の動向に注視。

●ヘルパンギーナ
全県で罹患数68、定点当たり0.76の患者発生あり、全県で大幅に増加、特に東部及び中部地区での増加が顕著。
東部地区で定点当たり1.22、中部地区で定点当たり0.96の、西部地区で定点当たり0.10の患者発生あり。
県下全域で先週より感染が拡大、流行期継続が示唆。

●A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
全県で罹患数20、定点当たり0.22の患者発生あり。
前週より中部地区のみ減少、県全体では増加。
東部地区で定点当たり0.22、中部地区で0.15、西部地区で0.30の患者発生あり。
今後の動向に注視が必要と思われる。

・風疹、麻しんとも全県で発生なし。
・インフルエンザが西部地区で定点あたり0.02の患者発生あり。
 11週以来16週ぶりの発生。
・伝染性紅斑の発生は東部地区のみで、定点当たり0.03の患者発生あり。
 中部及び西部地区での発生はなし。
 全県で前週より減少。
・咽頭結膜熱は全県で減少、東部地区で定点当たり0.28、中部地区で0.30、西部地区で0.60の発生に止まる。

【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和4年7月15日更新)